お祝い事の一覧表|ご祝儀袋の表書きの文言と氏名を書かない理由

ご祝儀袋

「ご祝儀袋の表書きって何を書いたらいいの?」
「氏名を書かずに贈るのは失礼じゃないのかな?」
「ご祝儀袋の表書きはどんな文言がぴったりなんだろう?」

お祝い事やご祝儀袋の表書きには何を書けばよいか、正しい文言やマナーが気になりませんか?

この記事では、お祝い事の一覧表の他に、お祝い事ごとのご祝儀袋の表書き方や、氏名を書かないのが良い理由などを紹介します。適切な方にお祝いの金銭を贈ったり、プレゼントをする際のヒントにご利用ください。

目次

お祝い事の一覧表はありますか?

以下に一般的なお祝い事の一覧表を示します。異なる文化や地域によってもお祝い事の種類や習慣が異なることがありますが、以下の一覧は一般的なお祝い事に関するものです。

お祝い事の種類内容・概要
結婚式新郎新婦の結婚を祝う。
出産赤ちゃんの誕生を祝う。
成人式20歳(日本)など、大人としての一歩を祝う。
入学式学校や大学への入学を祝う。
卒業式学校や大学の卒業を祝う。
誕生日個人の誕生日を祝う。
昇進仕事や学業での成功や昇進を祝う。
開業・新築新しい事業や家の開業や新築を祝う。
還暦・古希・米寿・卒寿60歳(還暦)など、年齢を祝う。
敬老の日高齢者を敬い感謝する日(日本)。
お正月新年を祝う。
クリスマスキリストの降誕を祝う。
ハロウィン10月31日に行われる仮装の祭り。

これは一般的なお祝い事の一部ですが、他にもさまざまな種類が存在します。特定の文化や地域に特有のお祝い事もあるため、その場所や状況によっても異なることがあります。

日本の習慣で、上記のお祝い事においては、金銭を贈ることが一般的です。知っておきたいのは、それぞれのお祝い事において、お祝い金と金銭を贈る際のマナーが異なることです。

以下の記事では、主に、それぞれのお祝い事について、お祝い金の相場と金銭を贈る際のマナーについてまとめます。

ご祝儀袋の表書き

ご祝儀袋の表書き

ご祝儀袋に金銭を入れる場合、表書きには何を書く?

ご祝儀袋に金銭を入れる場合、表書きには以下のようなお祝いの意味を表す文言を書くことが一般的です。

なお、ご祝儀袋の中袋には、以下のような書き方が一般的です。

  • 金額:中袋の表面に金額を書きます。金額は、漢数字で書くことが一般的です。
  • 氏名:中袋の裏面に自分の氏名を書きます。氏名は、縦書きで書くことが一般的です。
  • 住所:中袋の裏面に自分の住所を書くこともできますが、必ずしも必要ではありません。住所を書く場合は、氏名の下に書きます。

ご祝儀袋の適切な表書きは以下のようになります。

  • 結婚式:結婚式当日に渡す場合は、「寿」、より格調高くみえる旧字体の「壽」が一般的です。結婚式前にご祝儀を渡す場合には、「御祝」「御結婚御祝」と書くことが多いようです。
  • 成人式:表書きには「御祝」「祝成人」「御成人祝」「祝御成人」といったお祝いの意味を表す文言を書きます
  • 出産祝い:表書きには「御出産御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 七五三:表書きには「御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 入学祝い:表書きには「祝御入学」「御入学祝」「入学御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 卒業祝い:表書きには「祝御卒業」「御卒業祝」「卒業御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 就職祝い:表書きには「祝就職」「御就職祝」「就職御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 還暦・古希・米寿・卒寿:表書きには「御祝」「祝寿」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 敬老の日:表書きには「敬老の日御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 新築祝い:表書きには「御新築御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。
  • 開業祝い:表書きには「開業祝」「御開業祝」「開業御祝」といったお祝いの意味を表す文言を書きます。

以上のように、お祝いの種類によって表書きが異なります。相手との関係性や地域の習慣に合わせて、適切な表書きを選ぶようにしましょう。

<注意>

クリスマスやハロウィンに金銭をプレゼントする習慣は、一般的ではありません。これらのイベントでは、プレゼント交換やお菓子の配布などが行われることが一般的です。

お正月の際に金銭を入れる袋は、一般的に「お年玉袋」と呼ばれます。お年玉袋は、子供たちにお年玉として渡すことが一般的です。

なお、ご祝儀袋の中に入れる中袋の書き方は、以下のような書き方が一般的です。

中袋
  • 金額:中袋の表面に金額を書きます。金額は、漢数字で書くことが一般的です。
  • 氏名:中袋の裏面に自分の氏名を書きます。氏名は、縦書きで書くことが一般的です。
  • 住所:中袋の裏面に自分の住所を書くこともできますが、必ずしも必要ではありません。住所を書く場合は、氏名の下に書きます。

ご祝儀袋に金銭を入れる場合、表書きに、氏名を書いてはいけないのですか?

ご祝儀袋の表書きに氏名を書く必要はありません。氏名や住所は、ご祝儀袋の中袋に記入することが一般的です。中袋の表面には金額を、裏面には自分の氏名と住所を書きます。

なお、以前は、ご祝儀袋の表書きに氏名を書くのが一般的で、見本を見ても、ご祝儀袋の表面の下段に、お祝いを贈る人の氏名を書ているものがありますが、最近は、ご祝儀袋の表書きに氏名を書かない傾向にあります。

ご祝儀袋の表書きに氏名を書く場合のデメリット

ご祝儀袋の表書きに氏名を書くことによって、デメリットとして、以下のような問題が起こる可能性があります。

プライバシーの問題

自分の氏名を表書きに書くことで、他の人に自分の氏名が知られる可能性があります。特に、結婚式や成人式などの場で多くの人が集まる場合、ご祝儀袋が他の人の目に触れることがあります。

贈り主が特定される

表書きに氏名を書くことで、贈り主が特定される可能性があります。これは、贈り主のプライバシーを守るために避けるべきです。

したがって、一般的にはご祝儀袋の表書きに氏名を書く必要はありません。表書きには、お祝いの意味を表す文言を書くことが一般的です。

ご祝儀袋の表書きに氏名を書く場合のメリット

ご祝儀袋の表書きに氏名を書くことで、受け取る側には以下のようなメリットがあります。

贈り主の特定: 表書きに氏名を書くことで、贈り主が特定されるため、受け取る側からのお礼の連絡がしやすくなります。

贈り主との関係性の確認: 表書きに氏名を書くことで、贈り主との関係性が確認しやすくなります。例えば、結婚式の場合、親族からのご祝儀であるか、友人からのご祝儀であるかが分かります。

ただし、ご祝儀袋の表書きに氏名を書くことは、プライバシーの問題があるため、一般的には避けるべきです。氏名を書く場合は、相手との関係性や状況に応じて、適切な判断をするようにしましょう。

祝い事の名称、特徴、お祝い金の相場、金銭を贈る際のマナーを表にまとめます

お祝い事の名称特徴お祝い金の相場金銭を贈る際のマナー
結婚式新郎新婦の結婚を祝う。3万円〜5万円程度紙袋に包む、新郎新婦への贈り方を検討する。
出産赤ちゃんの誕生を祝う。1万円〜3万円程度祝いの品やカタログギフトも検討できる。
成人式大人としての一歩を祝う。3万円〜5万円程度本人へ直接渡すか、振込みも選択肢。
入学式学校への入学を祝う。1万円〜3万円程度学用品など実用的なものを添えると良い。
卒業式学校の卒業を祝う。1万円〜3万円程度成人式同様、本人へ直接か振込みで。
誕生日個人の誕生日を祝う。1千円〜5千円程度贈る相手の趣味や好みに合わせたギフトを。
成功・昇進仕事や学業の成功や昇進を祝う。1万円〜5万円程度祝い事に合ったメッセージを添える。
開業・新築新しい事業や家の開業や新築を祝う。1万円〜5万円程度贈り主の成功や繁栄を願うメッセージを。
還暦・古希・米寿・卒寿60歳(還暦)など、年齢を祝う。3万円〜5万円程度相手の年齢やお祝いの意味を考慮した金額を。
敬老の日高齢者を敬い感謝する日(日本)。1千円〜3千円程度お菓子や季節の贈り物を添えることも。
お正月新年を祝う。1千円〜3千円程度お年玉や縁起の良い品を贈る習慣。
クリスマスキリストの降誕を祝う。1千円〜3千円程度クリスマスカードやデコレーションも添える。
ハロウィン10月31日に行われる仮装の祭り。1千円〜3千円程度仮装やハロウィン関連のアイテムを楽しんでも。

この表は一般的な相場とマナーを示しており、個々の関係性や状況によっても変わることがあります。贈り主の気持ちや相手の好みを大切にしながら、お祝いを祝福することが重要です。

お祝い事の一覧表|ご祝儀袋の表書きの文言と氏名を書かない理由:まとめ

お祝い事ごとにも様々な種類がある、ことが一覧表でお分かりになったと思います。

またこの記事で、お祝い事ごとの適切なご祝儀袋の表書きと、氏名を書かない理由について、ご理解できたと思います。

いずれにしても、大切なのは、相手への気持ちや祝福が伝わることですね。表書きにはお祝いの意味や縁起を願う文言を、中袋には金額と心温まるメッセージを添えましょう。

氏名を書かないことは、受け取る側に贈り主の気遣いと尊重を示す方法でもあります。選ぶ言葉や金額は、相手の関係性や状況に合わせて選び、相手の喜ぶ顔を想像しながら贈り物をすることが大切です。

お祝い事は、感謝や祝福の気持ちを大切にする素敵な機会です。お互いに喜びを分かち合い、温かな繋がりを育んでいきましょう。


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